マドリードは比較的サクッと見て回れるコンパクトな観光都市なので、他の街へショートトリップの予定を組む方も多いのでは?
今回はもっとも近場かつ人気の観光地「アランフェス」を半日で巡るおすすめルートをナビゲート!4ヵ月ほどですがアランフェスに住んでいた時期もあるので、元在住者ならではのプチ情報もご紹介します。
朝食は老舗カフェ「Isabelo」でチュロスとホットチョコレートを
旅のスタートは朝に設定。となると、やっぱりクラシックなカフェで頂く美味しいチュロスとホッとチョコレートが外せない!ということで、アランフェスに到着後まずは人気の老舗カフェ「Isabelo」を目指します。
ここのチュロスはほんのり塩気が効いていて甘く濃厚なホットチョコレートとの相性抜群。
チュロスはもう十分!、甘いのは苦手!という方はトマトトーストとフレッシュなオレンジジュース、またはコーヒーをぜひオーダーしてみて下さい。ちなみに、夏場のテラス席を除いて、基本的に入り口付近のカウンターでオーダーし、注文したものを受け取ってから自分で席まで運ぶシステムになっています。
プリンシペス庭園
朝食を済ませたら休憩がてら近くのプリンシペス庭園へ。迷路のように広がる道をぶらりと歩いてみたり、澄んだ空気の中ベンチに座って読書を楽しんだりと、思い思いに過ごせるこちらの庭園はアランフェス人気スポットの一つです。
自然豊かな庭園内には木登りを楽しむリスたちの姿。庭園のを囲むタホ川。天気の良い日は釣りやボート、写生を楽しむ人たちで賑わいます。可愛いアヒルの行列に出会えることも。写真はすべてアランフェス王宮に近い庭園西側の風景になります。全体を歩いて回るのはさすがに疲れてしまうので一部のみ、もしくは外側をざっくり散策するのがオススメ。
アランフェス王宮・庭園&農夫の家
プリンシペス庭園を後にしたら、この街最大の見所アランフェス王宮へ向かいます。
「アランフェス王宮」「庭園」「農夫の家」と3つそれぞれ異なる美しさをもつこちらのスポットは、文化的景観としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されていることでも有名。訪れる季節によって変化する花々や木々の風景が楽しめるのも魅力の一つです。私が前回訪れたのは秋から冬へと季節が移りかわる時期。黄色く色づいた葉っぱや、地面に転がるころんとしたかたちの栗など素敵なシーンを楽しむことができました。
アランフェス一の人気タパスバー「Restaurante Casa Pablete」で昼食タイム
沢山歩いたのでそろそろお腹も空いてきたところ。アランフェス宮殿付近の川沿いにはいくつかのレストランが並んでいますが、個人的には街の中心部にある人気のタパスバーがおすすめです。
アランフェス王宮から徒歩約11分に位置する「Restaurante Casa Pablete」は、いつ訪れても地元のお客さんで溢れるローカルな人気タパスバーで、カラマリサンドイッチやお肉のサンドイッチ、クロケッタ、豚肉の串焼き、ロシアンサラダと、なにを食べても絶品!
小さなお店なため、テーブル席を確保したい方は少し早めの時間に訪れましょう。
スペインの台所「アバストス市場」をぶらり散策
お腹も満たされたところで、次の目的地「アバストス市場」を目指します。
こじんまりとした大きさながらスペインの伝統的な市場の雰囲気が楽しめるアバスト市場は、新鮮な食材が豊富なことから地元の人たちも足繁く通う人気スポット。
野菜や果物、魚介類や精肉、そして生ハムやチーズと、スペインの台所を覗き見するようで料理好きな方は特に楽しんで見て回れるはずです。
最後は食後の休憩も兼ねて老舗カフェ「Heladeria Isabelo」に寄り道
アバストス市場を散策後、食後の休憩も兼ねてお隣にある老舗カフェ「Heladeria Isabelo」へ。老若男女が集いスペインに根付くカフェ文化が体感できるこちらのカフェ、通常はコーヒーやチュロスを取り扱っているのですが、夏の間はカフェ兼スペインの伝統的なアイスクリームショップに様変わりしテラス席でゆったりとしたデザートタイムが楽しめます。
夏に訪れる際は、ぜひコーヒー+お好きなフレーバーのアイスクリームをお試しあれ!
緩やかな時間が流れるアランフェスで特別な半日を
マドリードの喧騒から離れ、緩やかな時間の流れが堪能できるアランフェスでの素敵な滞在を…。そんな方へ向けて今回ご紹介した「半日で巡るおすすめルート」ですが、アランフェスのどこを巡ろう..?という方の参考になれば嬉しいです。
また、美しい景色や絶品料理をもっと楽しみたい!という方は半日とはいわず1~2泊滞在してみて下さいね。