ベルリン発のサステナブルな検索エンジン「Ecosia(エコシア)」のすすめ

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2018年の夏から私のスマホ・PCの検索エンジンはGoogleではなく「ecosia(エコシア)」。

Ecosiaについて簡単に説明すると、ベルリンのスタートアップ企業が生み出したサステナブルな検索エンジンで、使い方はGoogleと至って同じ。では何が違うかというと、Ecosiaに入る広告収入の約80%が世界各地の植林プロジェクトのために充てられるというもの。

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例えばネットで何かを検索した時、検索結果の中に広告が入っているのをよく目にすると思います。利用者がこの広告をクリックすることによって、広告主から検索エンジン企業に対する報酬が支払われる仕組みになっているのです。

全てのユーザーが必ず広告をクリックするかといえばそれは非現実的。Ecosiaによると、そうしたことを考慮しても1回の検索につき平均0.5セントの収入が得られるのだそう。一本の木を植林するのに約22セントの費用がかかるそうで、平均約45回の検索で1本の木が植えられる計算に。

Image: Ecosiaスクリーンショット

実際にEcosiaの検索画面で植えられる木の本数をリアルタイムで確認することができるのですが、1秒程度で1本、また1本と資金が集まっていることを実感できるのはユーザーとしてすごく嬉しいところ。また、定期的に植林プロジェクトに関する活動レポートやファイナンシャルレポートをアップするなど透明性も保たれています。

では、そもそもEcosiaが植林を行う理由とは?



環境のため

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木は効果的なCO2吸収剤であるとは別に、気候変動の緩和や、水循環再生、砂漠の拡大を抑え不毛な土地を森や農地に戻すことを助けます。

コミュニティのため

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木は女性に力を与え、人々を貧困から解放する手助けになります。 つまりプロジェクトは地域社会の活性化に役立つのです。

アグロフォレストリー(※樹木を植え、その樹間で家畜や農作物を飼育・栽培すること)システムで生鮮食品を栽培することは、人々に食料と収入を供給します。 木は、枯渇した土壌を再生するのを助け、人々がより良い生活環境を求めて移住する必要なく、自分の土地で成功することを可能にするのです。

また、地元の男性と女性は安定した雇用を見いだし、彼ら自身の収入を得ることができ、それは発展途上国の政治的および経済的状況を安定させるのに役立ちます。

この収入のおかげで、両親は子供を学校に行かせ、薬を買い、家を建てることができるようになります。



動物のため

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Ecosiaで木を植えることによって、世界中で絶滅の危機に瀕している動物種の生息地を作り維持するのを助けることができます。

さらに、木は景観の形成・復元や、根の強さによって海岸線や山側を安定させることもできます。木を植えるだけで、気候変動と闘い、景観回復、野生生物の保護し、栄養、雇用、教育、医療支援、経済的安定性を供給できるのです。

(以上、公式サイトのFAQより)

Ecosiaの植林プロジェクトには環境保護、植林プロジェクトを通して貧困地域の活性化やエンパワーメント、絶滅危惧種の保護など様々な目的・ビジョンが存在しています。そして、それらは「ネット検索」という私たちが一日に何度も行う当たり前の行動で実現可能なのだから驚きであり感動。

気になる使い方についてですが、スマホ・PCどちらも非常にシンプル。スマホは公式アプリをダウンロード、PCの場合は機能拡張が用意されており簡単にインストールすることができます。サステナブルなプラットフォームEcosiaをサポートしたい方はぜひ使ってみて下さい。
https://youtu.be/zo93M_6Xl50



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