使い始めて半年、私が感じた布ナプキンのメリットとデメリット

昨年の夏、スペイン生活の始まりとともに私は布ナプキンを使い始めました。最近は日本でも目新しいものではなくなってきていますが、「気になるけど使ったことがない」「どんなものなのかよく分からない」という方もまだまだ多いのでは?

そこで今回は、布ナプキンを使い始めて半年の私が感じるメリット・デメリットについてお話したいと思います。

(ちなみに、私がこれまで使っていたのは主に使い捨て紙ナプキンで、現在使っている布ナプキンは海外製のものです。)

 

布ナプキンのメリット

環境に優しい

私が布ナプキンを使い始めたきっかけの一つに「エコフレンドリー」「サステナブル」といった言葉を意識するようになったというのがあります。実際に使い始めて「ゴミが出ない」「洗う工程で特別水を多く使うわけではない」ということを実感し、ちょっとした感動を覚えました。

「蒸れ」をほとんど感じない

布ナプキンはその名の通り素材が「布」でできているので、紙ナプキンを使っていた時にストレスだった不快な「蒸れ」をほとんど感じません。

私が住んでいるのが湿度の低いスペインということもあるのかもしれませんが、これまでのところ夏場でも蒸れを気にせず快適に過ごせています。

嫌なニオイがあまり気にならない

「蒸れ」がなくなったことに繋がるメリットとして、嫌なニオイがあまり気にならなくなったことが挙げられます。蒸れなくなったことによって雑菌の繁殖が減った、その結果嫌なニオイが減少したのではないかと。

肌がかぶれない

紙ナプキンを使っていた頃は時々肌がかぶれてしまうことがあったのですが、布ナプキンを使い始めてからそうしたことは今のところありません。

実は、この点は使い始める前から私が一番期待していたことだったので、期待通りだったことにすごく満足しています。

思ったほど洗う工程が苦じゃない

布ナプキンを使い始める前に私が一番心配していたのが洗う工程でした。面倒くさがりかつ大雑把な性格の私には続かないのでは…なんて。

ですが、お風呂に入るついでに「予洗い」、お風呂上りに「つけ置き」、朝起きて「洗濯機へ」、という感じで思ったほど洗う工程は苦じゃないな~というのが嬉しい発見でした。

ストックを気にする必要がない

紙ナプキンを使っていた頃は「そろそろなくなりそうだな」「先月買った分まだ残ってるかな?」という風にストックを気にかける必要がありましたが、布ナプキンの場合は繰り返し洗って使えるのでストックを全く気にする必要がなくなりました。

時々ストックを切らしてしまいそうになって慌てた経験のある私にとっては、これも大きなメリットだと思います。

着用時に嫌なひんやり感がない

紙ナプキンを使っていた頃、私はプラスチック素材部分が肌に触れてしまうのがすごく苦手でした。何とも言えない嫌なひんやり感があって冬場のナプキン交換は少し億劫に感じてしまったり…。

一方の布ナプキンは下着と同じような肌触りで、着用時に嫌なひんやり感がないのが個人的にとても嬉しいです。

 

布ナプキンのデメリット

夜のつたい漏れが心配

素材が布なのでからだのラインに沿ってしっかりフィットしてくれるはず…そう期待していたのですが、ナプキンとおしりの間に隙間ができてしまいやすいのか、多い日の夜は寝ている間のつたい漏れが気になってしまいます。

ただ、この点については紙ナプキンでもありうることなので、布ナプキンだけのデメリットではないかもしれませんね。

ちなみに、私が使っているものは内側に防水シートが入っているタイプなので、経血が布ナプキンの裏側まで経血が染みるといったことはありません。

外出中にナプキンを交換した際、使用後のものを持ち帰る必要がある

使い捨ての生理用品と違って、布ナプキンの場合は外出先で交換した後の使用済みのものを自宅へと持ち帰る必要があるため、使い捨てであればゴミとなっていたはずのものが必然的に荷物になってしまいます。

慣れればそれほど気になることでもないのですが、やっぱりこの点はデメリットかなと。

外出中に生理が急に始まってしまった時が困る

ある程度生理の始まり日は予測がつくものの、うっかり自宅に忘れたまま外出した際に生理が始まってしまう…なんてシチュエーションもあるかと思います。

そんな時、他の使い捨て生理用品のようにすぐに購入できない(お店に置いていないなど)のは少し不便かもしれません。

布ナプキンについた経血がなかなか乾かない

「水分を含んだ布は乾きにくい」というのはごくごく当たり前のことですよね。

経血の吸収力&速乾性に優れた紙ナプキンに慣れていた私は、布ナプキンの経血を吸収した部分が“非サラサラ(湿った感じ)”であることに使い始めの頃若干戸惑いを感じました。

半年経った今ではほとんど気にならなくなってきましたが、やっぱりたま~に気になるような…。

洗濯後の乾燥に時間がかかる

「思ったほど洗う工程が苦じゃない」とメリットでお話ししましたが、洗った後の乾燥に時間がかかってしまうのは布ナプキンのデメリットに挙げたいと思います。

一応手元には“平均このくらい持っておくといい”と言われている数を準備していますが、布ナプキンはそこそこ厚みがあるものなので、雨の日や冬の間はどうしても乾燥に時間がかかって少々不便…。

 

今後も布ナプキンを使う?それとも使わない?

結論からお話しすると、私は今後も布ナプキンを使っていこうと思っています。ですが、人それぞれ体質や性格、ライフスタイルが違って当然なので「ぜひみなさんも布ナプキンを使いましょう!」とはお伝えできません。

私自身、今のところは無理なくそして心地よさを感じながら使えていますが、仕事や生活環境などライフスタイルの変化によって「布ナプキンが合わないな」と感じてしまう時がくるかもしれません。

また体調や気分によっては布ナプキンではなく、使い捨てのものを利用することもでてくるはず。(だって生理ってつらいし、情緒不安定になるし、乗り越えるのが毎月本当に大変だから。)

ですので、”生理の時はまずなによりも自分自身に優しくしてあげる!”という私なりのマイルールを大切にしながら、今後もゆる~く布ナプキンと付き合っていきたいと思います。

※本記事で紹介した布ナプキンのメリット・デメリットは個人的な感想です。



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