つい先日、イタリア・ミラノで今年の「1000 VASES」が開催されました。
世界35カ国以上の個人作家が手掛けた、ユニークなデザインのフラワーベース(花瓶)が一堂に会する同展覧会。その存在を知ったのは今から2年前、たまたまインスタのアカウントを発見したのがきっかけでした。
フィードにずら~~~っと並んだ、美しいフラワーベースコレクションの数々。マニアが自分用にお気に入りの作品をまとめているのかと思いきや、“exhibition”の文字が。調べてみると、2018年にパリでスタートしたフラワーベースのための展覧会だと判明したのです。
1000 VASESはパリでの最初の展覧会を成功させると、Maison & Objetの期間中にドバイ、そして再びパリに戻り、フランスのファッションレーベルJacquemusとのコラボレーションで記念イベントを開催しました。
デザインウィーク期間中のミラノで開催された今年の展覧会の会場は、Superstudio Più。リトアニアの陶芸作家・Paulius Vengialisさんがご自身のサイトにアップされている会場内の写真を拝見すると、今回も多様性に富んだ作品が集ったみたいです。
ミニマル、ポップ、波状、不規則なフォルム、トライバルetc.と異なる美しさが共演する舞台は、まるでファッションショー。作家の数だけフラワーベースというオブジェクトに対する解釈と表現がなされています。隈なく見ていると、以前ご紹介したベルギーはアントワープ在住の陶芸作家・Anne Marieさんの作品も!実は、Anne Marieさんを知ったのも1000 VASESがきっかけでした。
また、美術出版社Skiraによって1000 VASESの展示作品をまとめた本(Vol.1)も発行されている模様。
来年はどこで開催されるのか、そしてどんな作品が展示されるのか、さっそく気になります。
興味がある方は、ぜひ1000 VASESのインスタ(@1000vases)を覗いてみてください。グッとくる作品や素敵な作家さんにきっと巡り会えます!!